2014年6月24日火曜日

「LoL観戦記: Alliance vs Copenhagen Wolves」

LCS EUのWeek 5 Day 2に行われたAlliance vs Copenhagen Wolvesの試合を取り上げる
この試合はPatch 4.9で行われた
今回の記事の主題はCopenhagen Wolves(以下CW)が行ったLate Game Carryを活かすSwap戦略に対してAlliance(以下ALL)がとった対抗策だ

試合のVoDはこちら

以下、乱文




・Ban & Pick



・Comp

ALL

Top: Kayle
Jungle: Elise
Mid: Nidalee
ADC: Lucian
Support: Morgana

CW

Top: Irelia
Jungle: Lee Sin
Mid: Fizz
ADC: Twitch
Support: Braum

ALLとしてはLucianをTwitchに当て、Bot Laneを有利に進めたい
Swapして互いにFarmを重視し、かつTop Lanerに苦難を強いた場合、互いのTop Lanerの中盤の集団戦に置ける存在感はほぼ変わらない、というよりもむしろUtilityが高いKayleのほうが若干有利だ
しかし相手のTwitchが確実に育ってしまうために、Topの差以上にADCの影響力に差が出来てしまう
またTwitchに飛びこめるChampがEliseしかおらず、また相手のSupportがBraumであることからほぼ確実にTwitchが集団戦で活躍できることが予想される
だからそれを防ぐためにLucianにTwitchを当て、TwitchのCSを落とし、中盤に置けるTwitchの影響力を下げておきたい
TopのマッチアップはIreliaが有利だが、Kayleはさきほど言った通りUtilityに優れているためにある程度差をつけられていても集団戦で影響力を発揮できる

一方のCWとしては全く逆で、SwapしてTwitchにしっかりとFarmさせておきたい

Lv1の動きにおいて互いにこの狙いを完遂するための読み合いが起きていた

・In-Game



CWはTopにSwapするためのWardingを行っている



しかしALLの動きを読んだのか、TopにSwapするのではなく通常通りBotにDuoを送った
一方のALLはSwapを潰すために敵の赤BuffにLate Invadeをしかけていく
しかしCWがBotにDuoを送っていたためにALLは狙いを外されてしまう

・ALLがとったSwap対策



ALLは赤Buff → Wraith → Double Golemという順でJungleをまわり、青BuffにいかずにそのままTop Towerを折りにいった



CWはMidにGankをしたあと、Topのカバーに走るが間に合わない
ALLはTop Towerが確実に折れることがわかると先にADCとSupportを帰らせ、TowerをJunglerとTopにまかせた
TwitchはFarmとSlow Pushに重点を置いているためにTowerを殴れておらず、なおかつRecallしてアイテムを補充できるようなLaneの状況でもない



そしてBotで互いのDuoがぶつかることになる
この時LucianとMorganaのLvは共に2、Twitchは4、Braumは1だった
BraumのLvが極端に低いのはALL側の赤Buffの確認、そしてその後のMidへのGank、そしてTopへのカバーという動きをしたために全く経験値を確保できなかったためだ

そしてそのまま互いに1-1-2のLane AssignでLane Phaseを進めていくわけだが、ALLは更にもう一手を加えることでCWの構成と戦略の弱点を突いていく

・序盤から行われた素早いRotation



まずは準備段階としてEliseがMid TowerのSiegeに参加する
重要なのはGankするのではなく、Nidaleeと共にMinionを押し上げてからSiegeをしたことだ
時間をかけることなく、素早くSiegeを開始することでMid TowerのHPを3割程度まで削ることに成功する



そしてTopのPushを手助けし、Minionを2nd Towerまで押しこむ



KayleとEliseはMidにRotateし、Nidaleeと共にMidの1st Towerを折る



Mid Towerを折った後、Dragonを確保する



Dragonを確保した後、TwitchがRecallした隙をついてBotの1st Towerを折る

一連の動きにより、7分の時点で200goldであった差が9分には2100goldにまで広がった
またCWの全てのLaneの1st Towerが折れており、CWはMap Controlを失ってしまう

・CWのとった戦略の弱点

CWの狙いは上でも書いた通りTwitchにFarmをさせ、中盤から影響力を発揮させることだ
しかしALLが行ったSwap対策によりTwitchは安全にFarmができる環境を失い、TwitchのPower Spikeが遅れてしまった
さらにALLはMidのFizzがMinion処理能力に欠けること、Swap対策でTopの1st Towerを折ったことを活かし、TopからMid、そしてDragonへと素早くRotateをした
これに対しCWは序盤の集団戦能力に欠けるために、全く対処ができず一方的にObjectを明け渡すことしかできなかった
構成的に序盤は非常に弱いが、しかしそれをLee Sinによって補おうとしていた
だがそれはあくまでもGankや同数の少数戦でのみ可能であり、5v5の集団戦では如何にLee Sinといえどもなすすべが無かった

・その後の展開

その後の試合展開は中盤までALLが主導権を握り優位に進めていたが、Topで静かにFarmをしていたIreliaが試合を壊し始めていく
これはALL側がIreliaに対してLane FreezeをするのではなくPushをしてJungleの視界を確保するように動いたために、Ireliaが順調にFarmできたために起こったことだ
だがしかし、最終的にはALLが勝利する
またIreliaへの対策をとれなかったは問題だが、しかしALLが見せてくれたSwap対策、特にLate Game CarryにExpとCSを集中させることで早期から活躍させるSwap戦略への対策は見事であった

今後、よりADCのPickの幅が広がり、またMidとADCのLaneの相性が注目されるようになるのかもしれない

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