リーグフォーマットの変更、1 Organization 1 Teamの原則、中国マネーの嵐等がOGNに参加するチームに影響を及ぼした
そんな中、2015年1月7日、LoL Champions Korea Spring 2015(LCK)が開幕する
それぞれのチームの変化を開幕前に確認しておくことで、この素晴らしいリーグをより深く楽しむことができると思う
この記事がそれに一役買うことができれば幸いである
LoL Champions Korea Spring 2015に登録されたチーム/メンバー
CJ Entus
CJ Entusは「CJ Entus Frost」と「CJ Entus Blaze」を合併したチームだ
その影響でTop LanerのFlame、JunglerのSwiftとDaydream、ADCのEmperor、SupportのGunzaが脱退した
空いたJungleのPositionをどうするのか注目されたが、Champions Pre-seasonの直前、AmbitionがJungleに移ることが発表され、ファンを驚かせたのは記憶に新しい
Jin Airを脱退したRoar、そして新人のTrickとMaxを加えた8人でLCKを戦っていくこととなる
2014年12月3日から20日の3週にわたって行われたChampions Spring 2015 Preseasonでは、序盤好調だったものの、徐々に調子を落とし、最終的には8チーム中5位というふがいない結果に終わってしまった
Rotationの弱さが課題としてあげられており、Preseason後の練習でどれだけ改善できたか注目していきたい
注目プレイヤーはTop LanerのShy、そしてSupportのMadLifeだ
Shyが序盤から中盤にかけて優位に経った場合、CJは必ず勝利している
MadLifeは言わずと知れたStar Playerだが、Season4ではあまり輝けなかった
彼のPlay-Making能力に期待したい
Jin Air Green Wings
Jin Air Green Wingsは「Jin Air Green Wings Falcons」と「Jin Air Green Wings Stealths」を合併したチームだ
その影響でTop LanerのRock、JunglerのVin、Mid LanerのFlyが脱退した
PreseasonではブラジルのKeyd Starsに所属していたWingedが参加していたが、LCKには登録されなかった
Preseasonでは8チーム中6位(Samsungと同率)であり、あまり良い結果を残せなかった
しかし3週目に行われたCJとの試合に勝利し、また内容も良かったため、LCKではPreseasonのようにはならないと思われる
注目プレイヤーはMid LanerのGBMだ
GBMはLaningに長けたプレイヤーで、一方集団戦やShotcallに不安を抱えている
課題をオフシーズンの間にどれだけ改善できたかどうかがカギになるだろう
KT Rolster
KT Rolsterは「KT Rolster Arrows」と「KT Rolster Bullets」を合併したチームだ
その影響でTop LanerのGimGoon、JunglerのKakaoとRyu、Mid LanerのRooKie、SupportのMafaが脱退した
空いたJungleのPositionはPrimeと、元々ADCだったScoreがPreseasonでは試されていた
Scoreのほうが良い動きをしていたため、Primeは放出されScoreがスターターとなった
Preseasonでは8チーム中3位(GE Tigersと同率)であり、良い結果を残したようにもみえるが1勝4分け0敗というものであり、勝ち切れていないという印象の方が強い
しかしSKTを相手に引き分けていることからも地力はかなり強いように思えるし、なによりもJunglerのTryoutを兼ねていたことも考えると、十分といえる結果ではないだろうか
注目プレイヤーはTop Lanerのssumdayだ
彼はCJとの試合を除いた全ての試合で対面のTop LanerよりもCSで勝っている
つまり非常に高いレベルで安定したプレイヤーであり、また試合をCarryできるプレイヤーでもある
一方のBot Laneの2人、特にArrowは波が激しいプレイヤーなので、KTはssumdayを中心とした試合運びをすることが勝利のカギとなるのではないか
NaJin e-mFire
NaJin e-mFireは「NaJin White Shield」と「NaJin Black Sword」が合併したチームだ
その影響でTop LanerのSave、JunglerのLee、Mid LanerのkurO、SupportのGorillAが脱退した
新たなメンバーは加えず、7人でLCKを戦っていくこととなる
Preseasonでは8チーム中2位という好成績を残しており、LCKでも好成績を期待されるチームのうちの1つだ
唯一の敗戦は強敵であるSKTに対してだけであり、またそのうちの1戦目は内容においてもかなり競ったものであり、次はどうなるかわからないという期待感をもたせるものだった
注目プレイヤーはMid LanerのGgoongだ
彼は今、Mid LaneのMetaに非常にマッチしており、どの試合においても大きな存在感を発揮している
PreseasonではAssassin ChampをやらせたらFakerに並ぶのでは、というパフォーマンスをみせている
またJunglerのwatchはGgoongを育てることを中心に動いており、それが彼の高パフォーマンスにつながっていると思われる
Ggoongとwatch、この2人のコンビネーションは注目だ
Samsung
Samsungは「Samsung White」と「Samsung Blue」が合併したチームだ
しかし旧White/Blueのメンバーは中国やNAに移籍しているため、Samsungのメンバーは全て新顔だ
ただ一人、Wraithのみ以前SKT T1 Kに所属していたことがあるだけだ
Preseasonでは8チーム中6位(Jin Airと同率)であり、0勝3分け1敗、つまり1勝もできていない
ほぼ新チームと言える状態だから仕方ないともいえるし、むしろ期待以上ともいえるかもしれない
コーチ陣だけは旧Blueのコーチ陣が残ったようなので、それが3分けにつながっていると思われる
オフシーズンの間にコーチ陣がどれだけチームを改善できたかどうか、大きな注目ポイントになるだろう
注目プレイヤーはSupportのWraithだ
OGN Winter 2014の決勝の後、SKT T1 KはPoohManDuの引退を発表した
後釜の座をかけたTryoutを勝ち抜いたのがこのWraithだ
OGN Spring 2014では期待されていたほどのパフォーマンスが発揮できなかったためPoohManDuを復帰させるという決断を招いてしまった
しかしPreseasonでは素晴らしいパフォーマンスを発揮し続けており、チームを牽引している
LCKでも相方のFuryと共にチームをCarryするのではないか
SK Telecom T1
SK Telecom T1は「SK Telecom T1 S」と「SK Telecom T1 K」が合併したチームだ
その影響でJunglerのH0R0、ADCのPiglet、SupportのPoohManSuが脱退した
PreseasonではImpactも参加していたが、Preseasonの途中で脱退が発表された
またアマチュアシーンからPiccabooを加え、7人でLCKを戦っていくこととなる
Preseasonでは8チーム中1位であり、4勝1分け0敗、圧倒的な成績を残した
Top LanerとMid LanerとSupportを試合ごと、対戦相手ごとに変えながらも1位になったことから、LCK SpringはSKTを中心に展開していくことはほとんど確定と言っても良いだろう
SKTの大きな課題であったBan/Pick Phaseは「Ban/Pick Phaseにヘッドコーチが参加できる」というSeason5から付け加えられた新たなルールによって解決したし、穴のないチームに仕上がったと言える
注目プレイヤーはTop LanerのMaRin、Mid LanerのFakerだ
MaRinはTop Laner版のFakerとも言われるほどのプレイヤーであり、Preseasonでもその呼び名にふさわしいほどの活躍をみせた
広大なChampion Pool、強力なLaning、そして集団戦における存在感、どれをとっても一級品であり、今シーズン最も活躍が期待されるTop Lanerと言えるだろう
Fakerは言うまでもなく、韓国No.1 Mid Lanerだ
今のMid LaneのMetaはAssassinに傾きつつあり、Season3を彷彿とさせる
Fakerは広大なChampion Poolを保持しており、Metaに左右されにくいMid Lanerだ
しかしAssassin Metaのほうがより輝けるだろう
LCK SpringではFakerのHighlight Movieがたくさん作られるようになるのではないか
GE Tigers
GE Tigersは新設されたチームだ
しかしメンバーは1シーズン以上OGNでプレイした経歴があり、特にADCのPraYとSupportのGorillAは経験豊富なプレイヤーといえるだろう
PreseasonはHuya Tigersだったが、LCKに登録するにあたってGE Tigersとチーム名を改めた
Preseasonでは8チーム中3位(KTと同率)であり、2勝1引き分け1敗、好成績を残した
開幕戦でSKTに負けてしまうものの、その後安定したパフォーマンスを維持していた
TopのSmebのChampion PoolとSupportのGorillAのLaningに不安があるものの、それも徐々に改善されているのでLCKでも好成績が期待される
注目プレイヤーはADCのPraYだ
Season4 WCSを勝ち取ったimpに「PraYはADCの天賦の才能がある」と言わしめたほどであり、2014年5月を最後に競技シーンから離れていたとはいえ、PraYがチームの勝利において重要な要素を握っていることは間違いない
相方のGorillAの不安定なLaningでPreseasonの序盤は苦しんでいたが、それも徐々に改善されており本領を発揮しつつある
LCK SpringではBot Laneから試合を動かしていくシーンを何度も目にすることになるのではないか
Incredible Miracle
Incredible Miracleは「Incredible Miracle 1」と「Incredible Miracle 2」が合併したチームだ
その影響でTop LanerのSmeb、JunglerのSmurf、Mid LanerのThy、ADCのBory、SupportのBBuingが脱退した
新たなメンバーを加えることなく、5人でLCKを戦っていくこととなる
Preseasonでは8チーム中8位、0勝1分け3敗、全く良い成績を残せなかった
Jungleの変更への適応に苦しんでいるようにみえ、また中盤以降のDecision Make能力の欠如も気になるところだ
オフシーズンの間にどれだけ改善できるかどうか、もし改善できなければPreseasonと同様にふがいない成績に終わってしまうだろう
注目プレイヤーはTop LanerのLilacだ
LilacはTop Lanerとしてデビューし、その後Supprot、Jungleを経験した
そしてPreseasonからTop Lanerに戻った
一度RumbleをPickした以外はCCの豊富なTeam Fighter/TankをPickしており、チームのバックボーンを担おうとしている
ただまだ安定しているとは言い難い
Lilacのパフォーマンスが安定することがIMの成績向上の第一歩になるだろう
こういう記事は大会みるのがおもしろくなるのでありがたいです
返信削除ありがとうございます
削除機会があればまた書こうと思います
LJLとLCSVersionも後悔してほしい
返信削除LJLはちょっと難しいかもしれませんが、LCSはもしかしたら書くかもしれません
削除PoohManSuになってますよ
返信削除最近lckとかlplの観戦配信なくてさびしいです!
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