以下、乱文
Preseason4におけるObjectiveの価値―特に序盤において
・S3におけるObjectiveの価値
Preseason4(以下S4)の環境下での話をする前に、まずはSeason3(以下S3)において早い時間帯にObjectiveを確保することがどういう意味を持っていたのかまとめておきたい。
S3でObjective、TowerもしくはDragonを相手より先んじて確保するということは、そのままMap Controlに直結していた。チーム全体に早い段階から1k弱の収入をもたらし、Carryに装備の購入を早めさせるという側面よりも、JunglerとSupport、付け加えればMidに150g、もしくは190gを与え、それをPink Wardに変換してもらうことで敵よりもWardingで優位に立つという側面が評価されていた。
Wardingで優位に立つことが各LaneやJunglerへのPressureとなっていた。Objectiveを取れなかった側はその状態を回避するためにPink WardやOracleを買うことになるわけだが、しかしそれは装備を遅らせることを意味する。Objectiveを取られるということは、Map Controlを失うか、もしくはMap Controlを確保するが敵に装備差をつけられるか、いずれかを意味していた。
・S4におけるObjectiveの価値
さて現環境下、S4でのObjectiveの価値について考えてみよう。S3からの大きな変更は、Wardの制限、Pink Wardの仕様変更/制限、Oracleの削除、Trinket Systemの追加、1st TowerのRewardの減少、序盤のDragonのRewardの減少、SupportのGold Incomeの強化、この7つである。
結論から書こう。序盤のObjectiveの価値はS3と比べて大きく低下したと考えられる。まずPink Wardの仕様変更により、Pink Wardを相手のJungle内に置くことは難しくなった。またOracleの削除によりDewardができなくなった。つまりWardingで相手より優位に立つということができなくなってしまったのだ。さらにはTrinketにより視界確保が幾分楽になったこともあって、早い段階からMap Controlをすることは―Objectiveを確保するだけでは―不可能になったと言っても良いだろう。
ではどうすればMap Controlを得られるだろうか。敵からも視認可能なPink Ward、TrinketによるDeward・・・Dewardのところで小競り合いが起きやすくなったといえないだろうか。この小競り合いで相手よりも優位に立てばMap Controlを得られるだろう。小競り合いで優位に立つには相手よりも育っていればよい。LaneでCS差をつける、JunglerによるGankで敵を殺す、もしくは序盤から小競り合いが強いChampで積極的にDewardの勝負を仕掛けていく・・・。
では「育つ」上でS4のObjectiveはどれだけ価値があるものだろうか。1st Towerは100gに加えてSiegeに参加したものに150gを分配、DragonはSpawn直後は125gだが徐々にRewardが増加・・・。序盤のObjectiveから得られるGoldは随分と少なくなった。Minionの1wave程度、Siege Minionがいない場合は2wave弱である。Junglerが1人で確保するならまだしも、CarryがわざわざLaneから離れて―CSを放棄して―確保するだけの価値はあるだろうか?
このことから予想されることを少し書いておこう。Lane PhaseにおけるMechanicsに優れたPlayerを抱えるチームが躍進するのではないだろうか。Objectiveの確保やWardingといったマクロ判断の重要性はやや後退し、個々のMechanicsがより前面に押し出されるようになると思われる。
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